ケーキが…

 ケーキを3個買ってきた.もちろん一般女子が食べるような丸のまんまのケーキではなく,6等分か8等分に切り分けた小さいものが3個だ.


 いつも食べに行く軽食&喫茶の店のケーキが美味しいので,それを相方へのプレゼントに買ってきたのだ.「さー,家族の誰かとお食べ」と渡して,嬉しそうな顔を見て満足したので,見送って帰ってきた.


 家路をぽてぽて歩いていた時にふと頭に浮かんだのは,「私の分が無い」といったものだった.


 なんとなく寂しかった.