いいなぁ,胚種船.僕も欲しいなぁ

 最近,J.R.R.マーティンの"タフの方舟"を読んでいる.翻訳された一巻目が読み終わり,二巻目も半ばに差し掛かった.このお話は大変面白いですよ.

 強かな商人・ハヴィラント・タフが,愛猫たちとともに活躍する物語.究極の力を手に入れたって感じの話の筈なんだが,これが何とも,それだけじゃ済まない…というか,この"力"は単なる道具であって,問題を解決するのは飽くまでもタフの知恵とその性格と猫への愛ってところが,また良いのですよ.


 ともあれ,読んでいると少年時代に還ったようだ.そう,おもちゃ屋で欲しい物を前にして駄々を捏ねるが如く(したこと無いけど),空想の船が欲しくなった.なんと言ったら良いのか,宇宙に思いをはせた少年の頃の思い出というか,そういったものを思い起こさせる作品だと思う.


 SF小説が好きならば,読んで損はありませんよ.


 って,SF好きなら,知ってるか(笑