成果主義ってなんだろねー?

 今日,こんな記事を見つけた.

 第一次世界大戦後、ユダヤ人排斥の空気が強い米国南部の小さな町で、一人のユダヤ人が洋服店を開いた。すると、地元の子供達がいやがらせのために店の前で「ユダヤ人!ユダヤ人!」と叫ぶようになった。そこである日、店主は子供達に「ユダヤ人と叫んだら1ダイム(10セント)あげよう」と言う。大喜びした子供達はますます「ユダヤ人!」と叫ぶようになった。ところが次の日に、「今日は1ニッケル(5セント)しかあげられない」と言い、さらに翌日「1ペニー(1セント)が限界だ」と言う。すると、子供達は「あんまりだ」と言って叫ぶのをやめた。

 これは『10年先にあるべき経営を自ら考えよう』(前編: 「成果主義」、「ITマネジメント」も他人のモノマネでは役に立たない)に東大の先生が引用した逸話で,この前後にある話が興味深いです.「成果主義」(またはその類語)に疑問を持っている人や,経営に興味のある人は読む事をお薦めします.


 ここ数年,その「成果主義」とか呼ばれるものの中に居るわけですが…このインタビューのお陰で,いろいろとあった疑問が解けたような気がします.私も学生のころは,アメリカ社会の実力主義に憧れを抱いたものですが,実際に年功制を見るに思っていたものと違い「悪くはない」と感じていた.そして月日が経って,日本の「成果主義」にはどこも納得できる部分がないことを知ったのサ.


 私の思っているところを書けば…評価者(社長,人事部,上司)が「働く人間が何を持って満足するか」判ってないんじゃないか.(評価者が)自分を理解してくれることが,動機付けになる人もいるし,日本人ってその傾向があるんじゃないか.少なくとも私はそうだ.番号や記号で扱うなー――ってことだ.


 ところで,"一知半解"も私の数ある技の中の一つなので,私の文章で変な理解をしないでくださいね.