ロボット

 11月11日の金曜日に,慶應義塾大学日吉キャンパスで「ロボットとコンピューターは敵になるか?」っていうセミナーがあるそうだ*1.ちょいと興味があるので暇があれば聴きに行きたいところだ.


 ところで,このセミナーの紹介ページによるとアシモフの名前が上がっているが,敵かどうかって見方をするのならば,ディック*2の方がしっくりくる.アシモフ作品ではデーモン*3といった書かれ方をしていると思う.


 アシモフのロボットものと言うと,一番気に入っているキャラクタのスーザン・キャルビンを思い出す.「ロボットの時代」*4を読むと,「彼女に会った人間が提唱する"スーザン・キャルビンの三原則"」があってこれがまた面白い.今時読んでない人間も居ないだろうけど,ここに引用しておく.

第一条 汝,汝のもてるすべての力,すべての心,すべての魂を
    もってロボットを守るべし.
第二条 第一条に反するおそれのないかぎり,USロボット&機
    会人間株式会社の利益を守るべし.
第三条 第一条,第二条に反するおそれのないかぎり,人間に束
    の間の配慮をあたうべし.

 また"USロボット&機械人間株式会社"内での評価と言うのがまた面白い.

 そして,彼女はロボットよりロボットらしい.

 映画になったけど,彼女のイメージが確実に壊されると思ったので,観に行けなかったなぁ.

*1:http://www.ic.keio.ac.jp/jp/events/event1111.html

*2:アンドロイドは電気羊の夢を見るか(邦題)とかね.

*3:daemon.裏で仕事してるイメージの方ね.アライメントで言ったら"TN"だね.

*4:P.115, P162-163